新製品SEL-T400L Time-Domain Line Protection発売開始のお知らせ
弊社が日本国内正規代理店として販売契約を締結しております米国Schweitzer Engineering Laboratories, Inc.(以降SEL)は、送電線用超高速保護リレーSEL-T400Lをリリースしました。
SEL-T400Lは進行波理論(TW:Traveling Wave)やタイムドメイン技術(TD:Time Domain)を組み入れた画期的な送電線用保護リレーです。
SEL-T400Lの製品概要は次の通りです。
1.超高速送電線リレー(Ultra-high-speed line relay):
進行波による電流差動方式や方向方式、タイムドメインによる距離方式や方向方式の要素を実装しています。送電線亘長やシステム間の伝送遅延状況にもよりますが、5ms以内での超高速リレーを実現します。
2.進行波故障点標定(Traveling wave fault locator):
故障点標定誤差は、およそ±10m(送電線長300mあたり)で標定します。(高精度)
故障点標定計算は、故障発生から30ms以内で標定します。(高速度)
3.高解像度レコーディング(High-resolution event recorder):
1MHzサンプリングと18bit分解能で、電流と電圧の高解像度レコーディングが可能です。この機能により、落雷、再閉路、過渡回復電圧などの高周波電力システムイベントを解析することができます。
1電力送電線保護システムへSEL-T400Lを活用することで、超高速故障区間除去による過渡安定度の向上、故障箇所の早期発見、高周波帯の電気事象の解析などが可能となり、電力の安定供給に寄与します。
現在、SELは世界中の電力会社へこのSEL-T400Lのプロモーション活動を実施しています。
弊社は、日本国内において同様にプロモーション活動を展開し、受注拡大を図ってまいります。