2025年ニュース

「東光高岳×GOYOH」マンションの専有部電力量データの連携により、居住者の省エネ行動を促進する新たなソリューションを提供

プレスリリース

 株式会社東光高岳(代表取締役社長:一ノ瀬 貴士、以下「東光高岳」)と株式会社GOYOH(代表取締役:伊藤 幸彦、以下「GOYOH」)は、賃貸住宅における専有部の電力使用量の最新値を可視化し、省エネ行動を促進する新たなソリューションの提供を開始したことをお知らせいたします。
 本サービスは、GOYOHが提供する賃貸住宅向け不動産ESGサービス「ResiGo(レジゴー)」と、東光高岳のエネルギー計測システム「エコ.Web5/自己給電型無線電流センサ」を組み合わせることで、不動産オーナーと居住者が協働して取り組む省エネ・ESG強化型運用を支援するもので、東光高岳とGOYOHは、連携して次世代のエネルギーマネジメントとテナントエンゲージメントを提供してまいります。


■ GOYOHの不動産ESGサービス
 「EaSyGo(イージーゴー)」

 GOYOHは、不動産の価値向上を目的としたテックサービスを展開する企業で、その主要サービスの一つとして、プラットフォーム「EaSyGo(イージーゴー)」を提供しています。

EaSyGoロゴ

 これは、不動産所有者や管理者がテナントや利用者と協力してESG(環境、社会、ガバナンス)の取り組みを強化し、温室効果ガス(GHG)排出を削減するための計測や分析、報告やエンゲージメント強化などを含めたオールインワンツールを提供するサービスで、このサービスを通じてステークホルダーの積極的なESG活動を促進し、建物全体の満足度向上と不動産価値向上の実現を目指しています。


「ResiGo(レジゴー)」
 また、この「EaSyGo」から派生したサービスとして、賃貸住宅に特化した不動産ESGサービス「ResiGo(レジゴー)」の提供も行っています。
 これは不動産投資会社向けのサービスで、賃貸住宅ポートフォリオのESG運用管理に必要なすべての機能を搭載したプラットフォーム上で、ワンストップでESG管理が可能となります。不動産投資会社は、保有する賃貸マンションの住居者とポータルサイトを通じて相互コミュニケーションを取ることができ、居住者アンケート実施、居住者向けSDGsキャンペーン実施、賃貸住宅ポートフォリオの管理の諸機能を通じて、ESG関連の認証に必要なデータを取得したり、評価項目の取り組みをアピールしたりすることが可能となります。


■ 東光高岳のエネルギー計測システム
 「エコ.Web5/自己給電型無線電流センサ」

 長年にわたって電力計測装置の製造・販売に携わってきた東光高岳は、電力自由化以降に広がりを見せるEMS(エネルギーマネジメントシステム)サービスにも積極的に取り組んでいます。
 その中でも、エネルギー計測システム「エコ.Web5」は、東光高岳がEMS サービスのゲートウェイ装置としてこれまで提供してきたエコ.Web シリーズの最新鋭機にあたり、無線電流センサ(受信機・中継器・送信機)を使い、多様なエネルギー(電気・ガス・水道等)の使用量をクラウド上で一元計測・管理できるエネルギーマネジメントコントローラです。
 これにより、省エネルギーや節電、エネルギー管理などの課題を、手軽に、わかりやすく、見える化することができます。なお、送信機には自己給電式を採用しているため、通信線工事や電源工事は不要です。

エネルギーマネジメントシステム

■ 「東光高岳×GOYOH」連携サービスの概要

 GOYOHの賃貸住宅向け不動産ESGサービス「ResiGo」と、東光高岳のエネルギー計測システム「エコ.Web5」が連携することで、以下のことが可能となります。

(1)電力使用量の日々の最新値を可視化
通常では計測困難な居住者の専有部の電力使用状況を、東光高岳の「自己給電型無線電流センサ」でリアルタイムに計測し※1、その取得データを「ResiGo」のポータルサイトで共有することで、居住者の生活リズムに合わせた省エネ意識を自然に促すことができます。

※1:エコ.Web5から送信された電流値を、東光高岳クラウドにて仮想電力量(kWh:キロワットアワー)に換算します。

(2)エネルギーデータの集約と分析
「エコ.Web5」により計測データを一元管理することで、エネルギー使用の傾向分析が可能になり、「ResiGo」サービス利用者の運用改善や建物単位での省エネ戦略に活用できます。

(3)「ResiGo」を通じた省エネ行動のナビゲート
リアルタイムの電力データと連動し、居住者に向けたナレッジやキャンペーン、インセンティブ配信を自動的に実施することが可能となり、ESGやサステナビリティに関心の高い層とのエンゲージメントを深めることがてきます。

(4)全国導入対応・既存建物にも設置可能
本サービスは、日本全国の新築・既築集合住宅で導入可能で、柔軟な構成により、さまざまな物件タイプでご活用いただけます。

(5)ESG認証(GRESB等)への貢献
省エネの見える化と行動支援により、GRESB※2などの不動産ESG評価スコア向上に貢献します。また、投資家向けの報告や運用改善にも活用することも可能です。
※2:GRESB (グレスビー/グレスブ):
「Global Real Estate Sustainability Benchmark(グローバル不動産サステイナビリティ・ベンチマーク)」の略で、不動産セクターやファンドがサスティナビリティや環境に配慮しているかどうかを評価するため、欧州の主要な年金投資グループが中心となり2009年に創設されました。


<「ResiGo」ポータルサイトの画面の例>

  専有部分全体の電気使用量を戸数で割った平均値を日々掲示    建物あたりの平均電気消費容量の推移(14日間)

 東光高岳とGOYOHが連携する本サービスは、居住者の省エネへの行動変容をデータと仕組みで支援するもので、不動産のESG運用と資産価値向上を両立するための次世代型ソリューションです。
 東光高岳とGOYOHは、今後もスマートで持続可能な不動産運用をご提案してまいります。


以 上


【関係組織の概要】
株式会社東光高岳
設立日  : 2012年10月1日
本社所在地: 東京都江東区豊洲5丁目6番36号 豊洲プライムスクエア8階
資本金  : 8,000 百万円(2025 年3月 31 日現在)
代表者  : 代表取締役社長 一ノ瀬 貴士
事業内容 : 電力機器、計量器、電力制御システムの開発・生産・販売
Webサイト:https://www.tktk.co.jp/


株式会社GOYOH
設立日  : 2018年8月24日
所在地  : 東京都新宿区愛住町2
資本金  : 3,750万円(2025 年3月31日現在)
代表者  : 代表取締役 伊藤 幸彦
事業内容 : 国内外の不動産・商業施設・住居用ITサービスの開発・運営
Webサイト:https://www.easygo.eco/


本件に関するお問い合わせ先

株式会社東光高岳
GXソリューション事業本部 システムソリューション推進室
エネルギーコンサルグループ
東京都江東区豊洲5丁目6番36号 豊洲プライムスクエア8階
電話:03-6371-4465
メールアドレス: ems.staffs.tepco@tktk.co.jp



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