社長メッセージ

 笑顔あふれる持続可能な未来を実現する「SERA」カンパニーへ! 株式会社東光高岳 代表取締役社長 一ノ瀬 貴士

東光高岳グループは、電力の受変電・配電設備、監視制御装置、計量器等の電力ネットワーク(送配電網)を構成する機器やシステムの製造・販売を主業とし、長年に亘って電力エネルギーの安定的・効率的な流通を支えることで、豊かで快適な暮らしや社会経済活動の発展に貢献してまいりました。また、電力利用の高度化・多様化ニーズへお応えする取り組みとして、電気自動車(EV)用急速充電器やエネルギーマネジメントシステム等のソリューション提供にも積極的に挑戦しています。

今、エネルギー市場を取巻く環境は、大きな変革期を迎えています。
2020年の「2050年カーボンニュートラル宣言」を踏まえ、「2030年度にCO2出量2013年度比46%削減」を目指すこととし、太陽光や風力をはじめとする再生可能エネルギーの主力電源化、EVの本格的な普及拡大、蓄電池や水素技術の進展など、“脱炭素化”への取り組みが一層加速しています。また、昨今の自然災害の激甚化や新型コロナ感染症の蔓延を受けて、地域社会や企業では防災、レジリエンス、BCPへの取り組みが強化されています。さらに、国内電力需要の将来予測については、AIデータセンターや半導体工場の急増、電動化・電熱化需要の拡大、水素製造の導入等に伴い、従来の縮小方向から拡大基調に転じたことも大きな変化です。

さて、当社は2024年にEV用急速充電器シリーズを、新たなブランドネーム『SERA(セラ)』シリーズとして展開しました。『SERA』には、フランス語で「未来の存在」という意味に加えて、Seamless、Energy、Relations & Activation、すなわち「シームレスにエネルギーをつなげてイキイキ活性化させていくことで、未来のエネルギーネットワークをデザインする存在でありたい」という想いを込めていますが、このコンセプトは、EV用急速充電器に留まらず、電力ネットワーク関連機器を含めた当社事業全体に共通しているものと考えています。

今後、日本の電力ネットワークは、電力需要の拡大に伴う新設・増強や、高度経済成長期に建設された設備の更新が増加しますが、それに合わせて「ハイブリッド」「クリーン」「スマート」をキーワードとする次世代ネットワークへの刷新が進むと考えています。「ハイブリッド」とは、基幹系統の広域化と配電網の分散化(再エネ地産地消化)との併存や電力ネットワークとデジタルプラットフォームの融合を、「クリーン」とは、環境配慮型機器の使用や再エネ・蓄電池等の面的普及を、また「スマート」とは、IoTやAIを活用した設備形成のスリム化と運用・保守の高度化等を意味しています。
当社は、この次世代ネットワークをシームレスにつなぐ結節点となり、電力エネルギーのS+3E(安全性を大前提とし安定供給、経済効率性、環境適合を同時に実現する考え方)確保に貢献し、笑顔あふれる持続可能な未来を実現する『SERA』カンパニーでありたいと考えています。
『SERA』カンパニーへ向けて力強く前進する当社グループに、引続きのご支援ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

以 上

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