通信・電力・計算資源を統合制御する「高度なワークロードシフトの実現に向けた社会実証」を開始―国内の分散リソースを束ねる「バーチャルハイパースケーラー」の実現を目指す―
株式会社MESH-X(以下 MESH-X ※注1)、株式会社NHKテクノロジーズ(以下 NHKテクノロジーズ ※注2)、国立大学法人九州大学(以下 九州大学 ※注3)、KDDI株式会社(以下 KDDI ※注4)、ソフトバンク株式会社(以下 ソフトバンク ※注5)、株式会社東光高岳(以下 東光高岳 ※注6)、国立大学法人東京大学(以下 東京大学 ※注7)、東京電力パワーグリッド株式会社(以下 東京電力パワーグリッド ※注8)、東京電力ホールディングス株式会社(以下 東京電力ホールディングス ※注9)、富士通株式会社(以下 富士通 ※注10)、国立大学法人北海道大学(以下 北海道大学 ※注11)、モルゲンロット株式会社(以下 モルゲンロット ※注12)の12者は、マルチステークホルダー協調型広域ワークロードシフト(以下 WLS)実証コンソーシアム(以下 本コンソーシアム ※注13)を形成し、2026年8月から、「広域WLS」の実用化に向けた共同実証を開始しました。
本コンソーシアムでは、各者が有する技術やアセットを結集し、AI学習・推論に必要な計算資源の最適運用等により、「広域×マルチキャリア×データセンター(以下 DC)×電力システム相互最適化」を特徴とする新たなAIインフラモデル「バーチャルハイパースケーラー」の実現を目指した技術面・運用面・事業面の実証(以下 本実証)を共同で実施します。
本実証は、2026年7月15日、総務省が推進する令和8年度「ワット・ビット連携関連実証」に関する実証事業の公募において、本コンソーシアム12者が採択(※注14)された「高度なワークロードシフトの実現に向けた社会実証」の提案に基づき実施します。
このような複合的なリスクを回避するためには、特定のDCに計算処理を集中させるのではなく、電力の需給状況や計算資源の稼働状況等を考慮し、国内に分散するDC間で計算処理(以下 ワークロード)を動的に移動させるWLSの技術が不可欠です。本実証では、通信・電力・計算を広域で協調制御する先進的なWLSの仕組みの実装を目指し、技術・運用・事業の成立性を検証します。
WLS実行の際には、バーチャルハイパースケーラーの心臓部として機能するオーケストレーター(※注15)がシフト方法を最適化する役割を担います。具体的には、オーケストレーターを活用することで、電力需給や市場情報、GPU使用率、蓄電池の状態、ネットワーク状況等の情報を収集・分析し、ワークロードの配置を判断・制御します。
社会実装に必要な要素を検証するため、複数のサブプロジェクトを予定しています。全国の大学間で広域WLSの基礎を確立する基盤的な実証から、再エネ・蓄電池との統合制御やオーケストレーション等を実現するWLS技術の有効性検証といった発展的な実証まで、段階的に実施します。

| 構成機関 | 役割 |
|---|---|
| MESH-X | 実証統括、オーケストレーターの検討・開発、SVI糸島実証 |
| NHKテクノロジーズ | DC環境の提供と実証の推進 |
| 九州大学 | SINET接続環境の提供と実証の推進 |
| KDDI | 通信網・DC環境の提供と実証の推進 |
| ソフトバンク | DC環境の提供、自社WLS基盤の開発および実証の推進、異なるWLS基盤の接続に向けた検討 |
| 東光高岳 | DC環境の提供と実証の推進 |
| 東京大学 | SINET接続環境の提供と実証の推進、評価協力 |
| 東京電力パワーグリッド | 通信網(ダークファイバ―)の提供と実証の推進 |
| 東京電力ホールディングス | ワット・ビット連携のビジョン提唱、実証への助言と評価協力 |
| 富士通 | DC環境の提供、広域WLS基盤の開発・実証の推進 |
| 北海道大学 | SINET接続環境の提供と実証の推進 |
| モルゲンロット | GPU as a Service実現に向けた検討と実証の推進 |
将来的には、本取り組みを通じて確立した技術や運用モデルをオープンな仕様として国際標準化し、発展するエコシステムとして日本発の新たな社会インフラをグローバルに普及させていくことを目指します。
本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高野 雅晴
• 注2 株式会社NHKテクノロジーズ:
本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山口 太一
• 注3 国立大学法人九州大学:
所在地:福岡県福岡市、総長:赤司 浩一
• 注4 KDDI株式会社:
本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:松田 浩路
• 注5 ソフトバンク株式会社:
本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川 潤一
• 注6 株式会社東光高岳:
本社:東京都江東区、代表取締役社長:一ノ瀬 貴士
• 注7 国立大学法人東京大学:
所在地:東京都文京区、総長:藤井 輝夫
• 注8 東京電力パワーグリッド株式会社:
本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子 禎則
• 注9 東京電力ホールディングス株式会社:
本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小早川 智明
• 注10 富士通株式会社:
本店:神奈川県川崎市、代表取締役社長:時田 隆仁
• 注11 国立大学法人北海道大学:
所在地:北海道札幌市、総長:寳金 清博
• 注12 モルゲンロット株式会社:
本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:中村 昌道
• 注13 マルチステークホルダー協調型広域WLS実証コンソーシアム:
通信・電力・DC・学術等のステークホルダーが連携し、日本全体に分散する計算資源の最適運用を実現するためのWLSを実証するコンソーシアム
• 注14 2026年7月15日 総務省採択決定(https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban04_02000279.html)
• 注15 オーケストレーター:
複数のDCの稼働状況や電力需給等のデータを収集・分析し、ワークロードの最適配置を判断するシステム
以 上
株式会社東光高岳
GXソリューション事業本部 事業開発推進室
東京都江東区豊洲5丁目6番36号 豊洲プライムスクエア8階
電話:03-6371-5515