環境計器の取替方法について

ダイヤル温度計、ダイヤル油面計および圧力計・連成計を取替える場合、計器を分解し塗布部位のみを交換することは計器を一時的に非密封状態とすることとなり好ましくありません。計器は密封状態のままで計器全体の取替えとなります。計器の取替手順については、お問い合わせください。

ご要望により代品計器の手配、工事等を検討させていただきます。(有償)

ダイヤル温度計

ダイヤル温度計は温度指示部が地上から見易い位置に取り付けられ、油温度を検出する感温部が変圧器上部に取り付けてあり、この間を導管で接続しています。感温部の取り付く部分は、通常本体油と分離した間接構造を採用しておりますので本体油の油作業を伴わずに交換可能ですが、取替修理をご計画された場合、弊社へご相談ください。

なお、現在流通しているダイヤル温度計の温度指示部は、放射性同位元素使用の温度計と形状・寸法が異なるため、温度計取付板と共に計器全体を取替えることとなります。
また、ダイヤル温度計取替作業は感温部が変圧器上部に取り付けてあるため、3~4時間程度の停電を計画願います。

ダイヤル油面計

ダイヤル油面計はコンサベータに取り付けられていますので指示部が地上の見やすい位置から離れた高所になります。また、ダイヤル油面計にはコンサベータ隔膜と油面計アームを連結して油面を検出する間接形と油面計アーム先端にフロートを取り付けフロートにて直接油面を検出する直接形の2種類があります。

取替修理をご計画された場合、弊社へご相談ください。(間接形は油作業を伴いませんが、直接形は油作業を伴います)

ダイヤル油面計取替作業は油面計取付位置が変圧器上部の高所であるため停電作業となります。
また、油面計が直接形の場合は油作業が伴います。
なお、取替修理をご計画された場合、事前にご連絡をいただければ停電時間を検討いたします。

圧力計・連成計

圧力計・連成計指示部は地上から見易い位置に取り付けられ、変圧器の窒素ガス封入部と配管接続しています。また、配管途中に仕切弁を取り付けていますので弁を閉止することにより窒素ガス封入部と圧力計・連成計が分離され圧力計・連成計下部接続ネジ部から取替えが可能です。取替えに油作業は伴いません。圧力計・連成計取替え後、仕切弁を開き接続ネジ部に漏れがないことを確認してください。

圧力計・連成計取替作業は安全のため停電作業となります。ただし、気中ブランク等の充電部が露出していない場合は、変圧器を停止することなく取替作業は可能です。

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